ペンギン・ハイウェイ

東宝映像事業部から2018年8月17日に劇場公開された「ペンギン・ハイウェイ」の感想記事です。

森見登美彦による第31回日本SF大賞受賞作である同名小説のアニメーション映像化作品。

スタジオコロリドの初長編作品で、第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞

オススメ度3.8

あらすじ&予告編

毎日学んだことをノートに記録している勉強家の小学4年生アオヤマ君は、通っている歯医者のお姉さんと仲良し。 お姉さんも、ちょっと生意気で大人びたアオヤマ君をかわいがっていた。

ある日、彼らの暮らす街に突然ペンギンが現れる。 海もないただの住宅地になぜペンギンが現れたのか。

アオヤマ君は謎を解くべく研究を始めるが、そんな折、お姉さんが投げ捨てたコーラの缶がペンギンに変身するところを目撃する…

作品情報

製作国:日本(2018年)

配給:東宝映像事業部

監督:石田祐康

本編:118分

出演:北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人ほか

レビュー

知的好奇心がどれだけ思春期の少年の探究心を煽るのかを、躍動感に満ちたアニメーションで描いたスタジオコロリドの意欲作。

観察と実験に明け暮れ、世界の様々な謎の考察をノートに取り続けるアオヤマ君は、ある日突然町中に出没したペンギンと、近所の歯科医院に務めるお姉さんの謎に挑む少年のグロースストーリー。

可愛いさMAXのディテールと相反する残酷な真実。 探究心に溢れるアオヤマ君の姿は、ある意味世の摂理的な感じを与えつつ、ひと夏の物語的な感じを残しています。

キャストも素晴らしく、蒼井優演じるお姉さんがミステリアスを地で行く抜群のハマりを見せているのに加えて、釘宮理恵演じるウチダ君も可愛いさ全開で、世界観を広げています。

ファンタジー性高いストーリー内容はともかくとして、知的好奇心や探究心を煽る内容に、思わず何かを追い求めたくなるような気持ちになる人も多いのではないでしょうか。

評価

脚本3.5

配役4.0

演出4.0

音楽3.5

映像4.0

IMDb 7.1 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 100% Audience 76%

metacritic METASCORE 82 USER SCORE 8.8

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