Netflixから2023年12月28日に独占配信された「ポケモンコンシェルジュ」の感想記事です。
大人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズを、スタジオ・ドワーフがストップモーションアニメーションで描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ポケモンたちが心からくつろぎ、楽しい時間を過ごすポケモンリゾートで新米コンシェルジュとして働き始めたハル。
次に出会うお客さまは、一体どんなポケモンかな?
作品情報
製作国:日本(2023年)
配給:Netflix
監督:小川育
本編:全4話
出演:のん、ファイルーズあい、奥野瑛太、竹村叔子ほか
レビュー
南の島「ポケモンリゾート」を舞台に、新米コンシェルジュとして働くハルが、お客さまとして訪れるポケモンと触れ合いながら成長を遂げていく物語。
「ポケモンがいる世界をリアルに感じてもらえるような作品を目指した」という監督を務める小川育の言葉を体現したその世界観は、子供の頃に想像したそのままではないにしろ少しリアリティを足すような形でしっかり表現されていて感動すら覚えます。
「どーもくん」や「こまねこ」シリーズなどストップモーションアニメの制作で知られるスタジオ・ドワーフによるコマ撮りの作品での演出が光っていて、「リラックマとカオルさん」(2019)で感じたその表現力の高さはもはや定評と言っても過言ではなく、表情づくりやセットなどどこを取っても素晴らしいように感じます。
リラックマでは1日に撮影できるのがわずか7秒から8秒だったことを踏まえると、Netflixでポケモンということ加味してもそれほど効率は上がっていないはず。 緻密で地道な作業で作る演出には一切の妥協はなく、観ていて楽しさを覚えると共に感謝が湧き出てきます。
コダックやピカチュウをはじめ、ポケモンはその持ち前の可愛さを数倍UPさせているし、毛並みがまた良き。 個人的にはやはりカイリュウやギャラドスが出てきてくれたのが嬉しいですね〜
もはや全く知らないポケモンも多い中でもなんの違和感もなく溶け込める世界観と、この多様性の世の中をも受け入れる懐の広さは抜群で、子供から大人まで楽しめる秀作であると感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 100% Audience 94%
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