ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2023年11月10日に劇場公開された「マーベルズ」の感想記事です。
アベンジャーズ最強ともいわれる女性ヒーロー”キャプテン・マーベル”を主役に描いた映画「キャプテン・マーベル」(2019)に続くシリーズ第2弾で、MCUの33作品目となる作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
規格外のパワーと不屈の心を兼ね備え、ヒーロー不在の惑星を守るため幅広く宇宙で活動していたキャプテン・マーベル。 そんな彼女のある過去を憎み、復讐を企てる謎の敵が出現する。
時を同じくして、キャプテン・マーベルと、まだ若い新世代ヒーローのミズ・マーベル、強大なパワーを覚醒させたばかりのモニカ・ランボーの3人が、それぞれのパワーを発動するとお互いが入れ替わってしまうという謎の現象が起こる。
原因不明のこの現象に困惑するなか、地球には未曽有の危機が迫り、キャプテン・マーベルはミズ・マーベル、モニカ・ランボーと足並みのそろわないチームを結成することになるが…
作品情報
原題:The Marvels
製作国:アメリカ(2023年)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
監督:ニア・ダコスタ
本編:105分
出演:ブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニ、ザウイ・アシュトン、パク・ソジュン、サミュエル・L・ジャクソンほか
レビュー
キャプテン・マーベル、アベンジャーズオタクな高校生ヒーローのミズ・マーベル、”S.A.B.E.R.”所属エージェントのモニカ・ランボーが、力を使うたびに互いの場所が入れ替わる現象に直面し、理由を解明するために異色のチームを結成するというこれまでの作品の中でも中々に雑な設定で繰り広げられる本作。
北米・世界オープニング興行収入でMCU史上最低を叩き出し、公開2週目の興収下落率はスーパーヒーロー映画史上最大の78%減、「シネマスコア」での評価は『エターナルズ』や『アントマン&ワスプ:クアントマニア』と並んでMCU史上最低のBと全く振るわなかったのは周知の事実ではあるものの、そこまでひどいかと言われれば全くそうではないと感じるのが率直な意見かと思います。
MCU作品にももちろん単独で成り立つ主要キャラクターや「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」シリーズのような作品もあるが、先の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(2022)にもあったDisney+会員でないと混乱する内容の作品も多いが、本作は間違いなく後者。
モニカ・ランボーは「ワンダビジョン」、「ミズ・マーベル」は同名のドラマシリーズでのみ出ている作品であることから、その敷居は高いと見ても仕方ないかもしれませんね。
それでもDisney+に入っているファンからすると、キャプテンマーベルの不器用な一面なども見られるし、3人の入れ替わり練習が可愛いし、ミュージカルに関しては笑える。
雑ではあるけどテンポ良く見られるし、マーベルってそんな高尚なものだったのか?このくらいがちょうど良いだろと思ってしまいますw
ブリー・ラーソンが今後のMCU作品でキャプテン・マーベル役を続投することはすでに決定しているし、ミズ・マーベルも「ホークアイ」のケイトと関わり始めたし、モニカは『X-MEN』シリーズへの橋渡し役となりそうであることからも、キャラクターを育てるというMCUの方針からはブレない。
作品のクロスオーバーは面白いし、マルチバースも大いに結構。 ただ全てを観られないまま死ぬことは避けたいと切にそう思いますw
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 5.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 62% Audience 82%
metacritic METASCORE 50 USER SCORE 3.8
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