ワーナー・ブラザース映画から2025年3月28日に劇場公開された「ミッキー17」の感想記事です。
エドワード・アシュトンによる2022年の小説『ミッキー7』を原作とした作品。
オススメ度
あらすじ&予告編
不幸続きの男・ミッキーはこの境遇から脱するために、死しても生き返る仕事を得る。
ある日、彼のコピーが本人の前に現れる。 ただ一人しか生き残れないことを知ったミッキーは自分を搾取する権力者たちに反撃する…
作品情報
原題:Mickey 17
製作国:アメリカ(2025年)
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:ポン・ジュノ
本編:137分
出演:ロバート・パティンソン、ナオミ・アッキー、スティーヴン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロほか
レビュー
『パラサイト 半地下の家族』(2019)で第92回アカデミー賞を席巻したポン・ジュノが監督をし、半地下どころかド底辺の使い捨てワーカーを描くエンタメ作品だけに面白くないわけがない。
エドワード・アシュトンが2022年2月に発表した小説「ミッキー7」を原作に、原作よりも更に10Kill上乗せして3年で映画化するスピード感は脅威的。
「All You Need is Kill」(2014)をはじめ昨今で散見する設定ではあるものの、危険な未踏の惑星を探索する人柱にさせられるのはなかなかに秀逸。 エグいアイデアだがポンジュノらしさでしっかり軽快に見せているし、風刺的だが時代に合っているように感じる。
それにしてもロバート・パティンソンが凄まじく鈍くさい。 むしろこの一面が引き出され、俳優としてのランクが一段上がったようにさえ見れるのが素晴らしい。
傑作の類いではないが、ブラックユーモアSF映画としては良作でしょう。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.7 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 78% Audience 73%
metacritic METASCORE 72 USER SCORE 6.2

