ムーンナイト

Disney+
引用元:Disney+

ディズニー・メディア・ディストリビューションから2022年3月30日にDisney+で独占配信された「ムーンナイト」の感想記事です。

オススメ度4.1

あらすじ&予告編

うだつの上がらない国立博物館のショップ店員スティーヴン・グラントは毎晩のように睡眠障害に悩まされており、そのせいでせっかく取り付けたデートまでダメにしてしまう。

ある日、目が覚めるとどこかもわからない場所で見覚えのないスカラベを持って目を覚ます。

すると頭の中で不気味な声が聞こえ、更には何者かわからない不審な人物に銃を向けられ逃げるが、気付くと彼らを血まみれにしていた…

作品情報

原題:Moon Knight

製作国:アメリカ(2022年)

配給:ディズニー・メディア・ディストリビューション

監督:アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン

本編:全6話

出演:オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、アントニア・サリブ、F・マーリー・エイブラハム、メイ・カラマウィ、ギャスパー・ウリエルほか

レビュー

人格が入れ替わることで昼だか夜だか何が何だかさっぱりと思っていた序盤の印象はエピソード1の後半から大きな盛り上がりを見せ一気に引き込まれます。

解離性同一性障害に苦しむマーク・スペクターが現代エジプトとエジプト神話を行き来するストーリー展開で、エジプトの神々を触りくらいしか知らない知識でも十分に楽しめる構成になっています。

難しい名前がいっぱい出てきますがw

 

ディテールがマーベルっぽくて良いですよね〜

動くとかなりコミカルな動きになるとともに、強いのか弱いのかよくわからないレベルの能力です。

神が出てくるので星空を操ってしまうなんて描写もありワクワクします。

本作にアントン・モガート役として出演しているギャスパー・ウリエルは、配信される直前の2022年1月19日にスキー中の衝突事故で死去しています。

ハンニバル・ライジング(2007)のイメージが強いですが、味のある良い俳優でしたよね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

MCUと言えばその映画・ドラマ・アニメが繋がりを持った世界観のイメージが強く、本作でもクロスオーバーを期待しましたが、作中・エンドクレジット・ポストクレジットでもその存在は確認できませんでした。

異例のクロスオーバーなしという結果ながら、久しぶりに一つで完成された世界観を観れたのは良かったです。

コメディタッチも挟むアクションもありますが、他作品と比べてテーマも描写もダークな印象を抱きますし、よりドラマティックなシチュエーションを加えた展開に新鮮味を感じられます。

また、最終話で新たにアバターとなったキャラも居ながら続編の噂もない。 今後どうなっていくのかわからないだけに余計に気になってしまいますね〜

『スター・ウォーズ』『トリプル・フロンティア』『DUNE/デューン 砂の惑星』など大作への出演が多い売れっ子である主演のオスカー・アイザックが、その演技力で見事に多重人格を表現しているので、MCUシリーズと直結せずとも観るべき作品であると思います。

評価

脚本4.0

配役4.5

演出4.0

音楽3.5

映像4.5

IMDb 7.3 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 86% Audience 90%

metacritic METASCORE 69 USER SCORE 6.9

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