Apple TV+から2022年10月21日に独占配信された「レイモンド&レイ」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
異母兄弟のレイモンドとレイは疎遠だった父親の死をきっかけに再開する。
父親の最後の願いは、2人に自分の墓を掘ってもらうことだった。
2人は共に良くも悪くも父親の影響を受けた自分と折り合いをつけていく…
作品情報
原題:Raymond & Ray
製作国:アメリカ(2022年)
配給:Apple TV+
監督:ロドリゴ・ガルシア
本編:105分
出演:イーサン・ホーク、ユアン・マグレガー、マリベル・ベルドゥほか
レビュー
ある意味兄弟以上に絆の深い異母兄弟(最終的には兄弟ですらないのだが…)と亡くなった父親に関わりのある人たちが、葬儀で一堂に会するという日常を切り取ったドラマ。
レイモンド&レイの関係性とバックボーン、そしてその語り口から想像するに易い父親像が面白く、リアリティさがなんとなくあるために感情移入しやすく作品に没入し易いです。
演者は誰一人笑っていないのにも関わらず何処かにやけてしまうシュールな面白さが終始付き纏っているのも非常に魅力的に感じます。
本編が進むにつれてより明かされる真実に思わず口が開いてしまうほどの、破天荒というかもうめちゃくちゃなズレた父親も他人事であると面白いw 身内だと笑えませんがwww
続々増えていく息子たちと父親の関わりのあった人々と巡り合うことで、レイモンドとレイも過去から解放され前に進むことが出来るというハッピーエンド。
細かい演出が多く盛り込まれていて、2人に墓穴を掘らせた父親の心情を含め、終わった後に考えさせられる余韻のある作品に仕上がっています。
後悔の念なのかユーモアなのか、はたまた身内を遠ざけたが故の死ぬ間際の孤独による寂しさなのかはわかりませんが…笑
大きな盛り上がりこそないものの2大スターを添えたキャスティングも観ていて安心感があり、継続してずっとほんのり笑え、あっという間に見終わってしまった印象が大きく、ゆったりとした休日にオススメの作品であるように感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 45% Audience 62%
metacritic METASCORE 50 USER SCORE 5.8
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