ワーナー・ブラザースから2017年8月25日に劇場公開された「ワンダーウーマン」の感想記事です。
DCコミックスの同名のスーパーヒーローをベースとする実写映像かで、「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の4作目で、「ワンダーウーマン」シリーズの1作目となる作品です。
アメリカン・コミック原作の映画としては、初めて女性が監督を務めることとなった作品でもあります。
オススメ度
あらすじ&予告編
主人公は人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして生まれながら、圧倒的な強さを誇る美女戦士へと育ったワンダーウーマン。
好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない世間知らずの彼女は、浜辺に不時着したパイロットを助けた事をきっかけに身分を隠して人間社会で生活していくことにする…
作品情報
原題:Wonder Woman
製作国:アメリカ(2017年)
配給:ワーナー・ブラザース
監督:パティ・ジェンキンス
本編:141分
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、ダニー・ヒューストン、デヴィッド・シューリス、コニー・ニールセン、エレナ・アナヤほか
レビュー
重厚なストーリー
舞台は第一次世界大戦。
ドイツ軍内部を探っていたアメリカ人を乗せた飛行機が島の近くに墜落。
救出するも追ってきたドイツ軍が島を襲い戦闘状態になり、アマゾン戦士たちはドイツ軍を殲滅するものの、ダイアナは大戦をやめさせようと英国に向かう…
戦時中の各国の事情をフィクションを散りばめながら丁寧に描いているので、スーパーヒーローものにとどまらない面白みがあります。
また、女性だけが住む島”セミッシラ”で育ったアマゾン族の王女ダイアナのバックボーンをしっかり描いているので、非常にストーリーに厚みが出ています。
キャスティング
主役のガル・ガドットは誰もが認めるその美貌と、兵役経験の活かしたアクションで魅了しています。
脇を支えるクリス・パインもカッコ良すぎる…
そんな2人のラブロマンスもありストーリーに花を添えています。
軌道修正
『ジャスティス・リーグ』を目前に大戦時代のスーパーヒーローの話となるのは、MARVELの『キャプテン・アメリカ』と同パターンと読めますが、しっかり作り込まれた映画としての『ワンダー・ウーマン』は、MCUシリーズに引けを取らず、ただのフェミニズムでは終わらないハイクオリティの作品になっています。
重厚感のある衣装や装飾品の数々も素晴らしいとともに、何と言っても音楽が最高です。
低迷するDC / ワーナーの大きな軌道修正・打開策となる作品であることは間違い無いでしょう。
そして大成功と言って良いと思います。
今後のDCにも注目ですね〜
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 83%
metacritic METASCORE 76 USER SCORE 6.0
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