ムービー・アクト・プロジェクトから2023年2月4日に劇場公開された「君に幸あれよ」の感想記事です。
俳優で写真家としても活躍する櫻井圭佑が、オリジナル脚本で撮り上げた初監督作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
巷では狂犬と呼ばれて恐れられる真司は、過去に大切な弟分を亡くしたことから、人に興味を持つことを避けて生きてきた。
債権回収などの裏稼業で生計を立てていた彼は、ある日、理人という不思議な青年と出会う。
理人と一緒に過ごすうちに、次第に穏やかな日々を取り戻していく真司。 しかし、真司の過去の過ちが原因で理人が事件に巻き込まれてしまい、それをきっかけに真司の心に再び激しい思いが湧きあがる…
作品情報
製作国:日本(2022年)
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
監督:櫻井圭佑
本編:78分
出演:小橋川建、高橋雄祐、玉代勢圭司、海⽼沢七海、久場雄太、浦山佳樹、鈴木武、二宮芽生、松浦祐也、中島ひろ子、諏訪太朗ほか
レビュー
闇金の回収業を勤しむアウトローな世界を舞台に、義理人情を引き合いに人間関係を描いてた本作は、キャストの表現力とフレーミングの上手さが光る作品となっています。
監督を務める櫻井圭佑は、撮影時25歳という若さながら写真家としての強みで画力のある演出にしああげ、小橋川建と高橋雄祐がしっかりと重厚感あるテーマを体現。
引き合いに出すのであれば藤原竜也主演で木村了のデビュー作である「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」(2004)だろうか。
バイオレンス味はありながらも染まりきっておらず、バディの馴染み感をはじめ若く柔軟性のあるセンスを感じます。
感情移入はそこまで、良い映画だなぁくらいなものでそれ以上には至らないのが残念ではあります。
ラストも含めて邦画らしい優しい空気感の漂う良作です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
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