ポニーキャニオンから2022年9月9日に劇場公開された「夏へのトンネル、さよならの出口」の感想記事です。
第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞した八目迷の小説を基にしたアニメーション映画化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
とある田舎町で噂されている「ウラシマトンネル」。 その不思議なトンネルに入ると、あるものを失う代わりに欲しいものが何でも手に入るのだという。
掴みどころがない性格に見えて過去の事故が心の傷となっている高校生・塔野カオルは、芯の通った態度の裏で自身の理想像との違いに苦悩する転校生・花城あんずと、トンネルを調査してそれぞれの願いをかなえるため協力関係を結ぶ…
作品情報
製作国:日本(2022年)
配給:ポニーキャニオン
監督:田口智久
本編:83分
出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ、畠中祐、小宮有紗、照井春佳、小山力也、小林星蘭ほか
レビュー
高校生xウラシマ効果がもたらす純愛物語。
クリストファー・ノーランが描いた「インターステラー」(2014)では家族愛を、「トップをねらえ!」シリーズでは友情を、それぞれウラシマ効果と共に描いた印象が強いですが、ロマンス作品はなかなかないような気がします。
ウラシマトンネルという圧倒的に難しい設定を使っているため非常に脚本は難航したであろう感じが観ているこっちにまで伝わってきてしまうのが非常に残念ではありますが、なんとかまとめられているとともにテンポ感が良いので飽きずに見られることは間違いありません。
キャラクターデザインや背景映像などは、クオリティ高く素晴らしいですし、キャスティングも抜群で違和感なく観ていられます。
記憶には残らないであろう作品ですが、最初から音楽に引っ張られて観やすく、終わり方も非常に良いと思います。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 91% Audience 98%
metacritic METASCORE — USER SCORE 8.8
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