地元暴力団・尾谷組と全国規模の暴力団・加古村組は勢力争いで一触即発状態だったが、ベテラン刑事・大上を始めとする警察の努力で何とか均衡を保っていた。 そんな状況の中で、加古村組の関連企業社員が失踪する。 ベテラン刑事・大上と新米刑事・日岡は事件の真相解明に奔走するが、尾谷組と加古村組の抗争は次第に激化していく…
「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督が、「仁義なき戦い」シリーズの影響を受けたと公言する柚月裕子の長編警察小説を原作に、「仁義なき戦い」シリーズの東映とタッグを組んで送り出すヤクザ映画として話題になりましたよね〜
作品情報
製作国:日本(2018年)
配給:東映
監督:白石和彌
本編:125分
出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、阿部純子、野中隆光、中村獅童、竹野内豊、嶋田久作、勝矢、さいねい龍二、MEGUMI、伊吹吾郎、滝藤賢一、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介ほか
レビュー
存在感
役所広司の存在感たるや…
飛び抜けた正義を掲げ破天荒に動き回る役柄を、男臭さと男の色気で魅了する。
松阪桃李も新米刑事らしい初々しさと青臭い正義感を持ちつつも、戸惑いながら成長してく様を好演。
周りを固める役者陣も実力派揃い踏みで存在感満載。
脚本&演出
日岡を通して大上やヤクザを見ることにより、感情移入し易い作りとなっています。
日岡同様に、観ているこちらまで驚き・戸惑いながらも徐々に大上に惹かれていってしまいます。
大上の死とその後に明かされる真実によってテンポの良かった本編も怒濤のクライマックスとなります。
個人的には、仁義なき戦いのファンでもあるので角刈り頭の主要キャラなど出してもらえると、『ヤクザ』だなぁ~てなったんですけどw
視点
ヤクザ映画ではなく警察目線の映画なので、どうしても義理・人情のカッコイイヤクザが役として深掘りされない点があり、ヤクザもっとーっと思ってしまいました。
その分しっかり警察サイド、大上&日岡がスポットライトを浴びていましたが。
脚本
配役
演出
音楽
映像