大上の死後、彼の遺志を受け継いだ刑事日岡は裏社会の均衡を保っていたが、出所した“悪魔”こと上林が現れたことで状況は一変、広島ヤクザ全体を巻き込んだ大きな抗争へと発展していく…
大ヒットだった前作に引き続き出演する松坂桃李がどのような刑事になっているのか、また鈴木亮平がどんな感じで作品に絡むのか非常に面白そうなトレーラーとなっていますよね~
原作を踏襲した前作の脚本が完璧だっただけに、オリジナルストーリーでどうなるか。
作品情報
製作国:日本(2021年)
配給:東映
監督:白石和彌
本編:139分
出演:松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、音尾琢真、早乙女太一、渋川清彦、毎熊克哉、筧美和子、青柳翔、斎藤工、中村梅雀、滝藤賢一、矢島健一、三宅弘城、宮崎美子、寺島進、宇梶剛士、かたせ梨乃、中村獅童、吉田鋼太郎ほか
レビュー
DNA
刑事として裏社会をまとめる日岡が亡き大上のDNAを感じさせるキャラに成長。
正義の形を改め一本筋の通った男へとなった日岡ですが、今回の相手は凶暴すぎた。
ただ一貫して折れず、最後まで貫き通した硬い意志を演じきった松坂桃李には拍手したい。
暴走
破天荒では済まされないほどの感情的な上林。
義理・人情の世界観を微塵も感じられない暴走っぷり。
呼応するように日岡も大怪我の連続ながら不死身のように動き回る。
途中からは目も当てられぬアクションシーンの連続。
オリジナルがそうさせたのか、映画としてはそこそこだがどうにも脚本のアバウトさが歯に挟まった小骨のように違和感を生じさせます。
配役
主演に昇格したもちろん松坂桃李は圧巻のパフォーマンス。
個人的に評価したいのはチンタ役の村上虹郎。 破滅の道を突っ走る役を好演。
鈴木亮平演じる上林がめちゃくちゃに暴れ回って弛んだ脚本を、チンタが引き締め直してくれるアクセントとして光りました。
前作が非常に完成度の高かった作品であったため、比較してしまうと非常に残念ではありますが、日岡と上林の対決は何も考えずに見る上では面白い。
シリーズ第三弾がどうなるか非常に興味が湧きますが、楽しみにして待ちましょ〜
脚本
配役
演出
音楽
映像