私ときどきレッサーパンダ

Disney+
引用元:Disney+

Disney+から2022年3月11日に独占配信された「私ときどきレッサーパンダ」の感想記事です。

ピクサーの長編映画としては、『あの夏のルカ』(2021)に次ぎ、『トイ・ストーリー』(1995)から数えて25作目となる作品です。

オススメ度3.6

あらすじ&予告編

舞台は1990年代のカナダ・トロントのチャイナタウン。

そこに暮らすメイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張る13歳の女の子。 でも一方で、親には理解されないアイドルや流行りの音楽も大好き。 恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある側面も持っていた。

そんな、母親の前ではいつも “マジメで頑張り屋”のメイは、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。 悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…なんと、レッサーパンダになってしまった…

作品情報

原題:Turning Red

製作国:アメリカ(2022年)

配給:Disney+

監督:ドミー・シー

本編:100分

出演:ロザリー・チアン、サンドラ・オーほか

レビュー

思春期真っ盛りの女の子の気持ちをモフモフのビュジュアルに落とし込んだ作品。

ディズニーピクサーらしからぬ導入部分から、親子関係や友情をテーマに描かれたストーリーはテンポ良く、目がキラキラしたりするコミカルさを加えたり真新しさも光りました。

何よりもファンタジーな設定は置いといても、欲望を具現化したように凶暴化するレッサーパンダと上手く寄り添い合おうとするメイメイと、抑圧が溜まりに溜まった母親との対比が良く、どちらの視点で見ても等身大で感情移入しやすい内容になっているように感じます。

これクオリティで劇場公開なく配信のみというのだから恐れ入りますね〜

大人も子供もいろいろな角度から観ても楽しめる作品であると共に、澱んだ気持ちを晴らしてくれるのでそういった時に観るのもオススメです。

評価

脚本3.5

配役3.0

演出4.0

音楽4.0

映像3.5

 IMDb 7.0 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 95% Audience 71%

metacritic METASCORE 83 USER SCORE 6.2

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