Apple TV+から2022年12月9日に独占配信された「自由への道」の感想記事です。
南米戦争中のアメリカを舞台に、家族と自由を求めて闘う劇的な実話を基にした物語です。
オススメ度
あらすじ&予告編
舞台は南米戦争中のアメリカ。
南部の奴隷・ピーターは命懸けでアメリカ北部へ逃亡を図り、家族の元へ帰るため、愛と試練の危険な旅に乗り出す…
作品情報
原題:Emancipation
製作国:アメリカ(2022年)
配給:Apple TV+
監督:アントワン・フークア
本編:132分
出演:ウィル・スミス、ベン・フォスター、スティーブン・オッグ、ムスタファ・シャキール、ギルバート・オーア、シャーメイン・ビングワ、ロニー・ジーン・ブレヴィンズ、グラント・ハーヴェイ、アーロン・モーテン、ティモシー・ハットンほか
レビュー
これは…なんか凄い映画を観たぞ…と思わずにはいられない。
ストーリー構成、キャスティング、演出、映像、スリルや緊張感に至るまで全てが好みでした。
ウィル・スミス演じる奴隷のピーターの過酷な逃亡劇と自由を勝ち取るまでを事実を基に描いた物語。
時代を彩るかのようにほぼモノクロトーンで描かれ、森や沼地の映像描写は息を呑むほど美しく、作品の没入感を加速させます。
非人道的な扱いを受けながらも、不屈の精神で耐え忍ぶ姿を表現したウィル・スミスの好演が光る作品に仕上がっていますが、自由を手に入れて感動するだけの物語としては事実が重すぎますが、不屈の精神を象徴する背中の傷痕は後世に伝えるアイコンとして今後も残り続けることでしょう。
愛する家族との再会を願い戦い続ける男がいたことを胸に刻まないといけませんね。
しかしそれにしてもAppleTV+の独占配信とはもったいない… 劇場で見るべきクオリティですし、まして日本ではあまり普及していなそうなAppleTV+… もっと色んな人の目に触れるべき作品ですよ、これは。
各種評価が低いようですが、個人的にはどこも減点する隙を与えない素晴らしい作品だったと感じます。 むしろ受け取り手によってここまで違うのかと驚く次第ですw エンドロールで次のアカデミー賞では総なめ間違いないな〜と思ってたんですがw
戦争ものとしても、アツい男の物語としても、社会問題を理解する上でのひと作としても是非オススメしたい作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 5.7 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 46% Audience 91%
metacritic METASCORE 54 USER SCORE 3.5
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