ワーナー・ブラザース映画から2024年4月19日に劇場公開された「陰陽師0」の感想記事です。
安倍晴明生誕1100年記念作品。
夢枕獏の小説シリーズ『陰陽師』を原作としているが、本作は夢枕の全面協力の元、晴明が陰陽師となる前の青年時代を完全オリジナルストーリーとして描いていた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。
安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。
ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。 衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく…
作品情報
製作国:日本(2024年)
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督・脚本:佐藤嗣麻子
本編:113分
出演:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫ほか
レビュー
平安版”剣と魔法のファンタジー”的なモノを想像させる予告から、思った以上に内容は探偵モノにw
呪術とは催眠術や手品めいた”まやかし”であると、色々と解き明かす様はまるで探偵だし、言うこと言うことに説得させられるだけの根拠があります。
皆が授業を受ける様は、まさに平安版ハリーポッター。 なんか少しワクワクさせてくれる世界観。
しかし、後半には理解の遙か上を行く龍同士のぶつかり合いw
全てまやかしと主張していた安倍晴明が最強呪術師という設定でも実に映画らしくて良いが、この場合は観ている我々に”まやかし”をかけているという方がもしかした作品として余韻を残すかもしれません。
帝の元に向かう徽子女王が、逢いたいが為に琴の弦を自分で切った。というのがいかにも平安恋絵巻っぽくて切なくて良いじゃない…
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 5.6 / 10