松竹から2021年8月27日に劇場公開された「鳩の撃退法」の感想記事です。
第6回(2015年度)山田風太郎賞を受賞した佐藤正吾の同名長編小説を実写映像化した作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
都内のバー。 かつて直木賞を受賞した天才小説家・津田伸一は、担当編集者の鳥飼なほみに執筆中の新作小説を読ませていた。
その内容に心を踊らせる鳥飼だったが、津田の話を聞けば聞くほど小説の中だけの話とは思えない。
この小説が本当にフィクションなのか検証を始めた鳥飼は、やがて驚きの真実にたどり着く…
作品情報
製作国:日本(2021年)
配給:松竹
監督:タカハタ秀太
本編:119分
出演:藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太、岩松了、村上淳、坂井真紀、濱田岳、ミッキー・カーチス、リリー・フランキー、豊川悦司ほか
レビュー
実体験と小説の執筆作業の二部構成で進行するストーリーが魅力の作品。
一介の小説家が、身の回りに起きた出来事と断片的な情報、そこに推測を重ねることで巧妙なドラマに仕上がっていく。
小説家だからこそ辿り着いたその結末に、思わず唸らされることは間違い無いでしょう。
タイトルは一見して意味不明のとっつきにくさ満点ながら、巧妙に構築されたストーリーは観るものに後味のスッキリさをもたらしてくれます。
キャスティングも抜群で、流石藤原竜也と言わざるを得ない。
相変わらずの芸達者ぶりでなんとなくダメな男を演じさせれば右に出るものはいないでしょうw
土屋太鳳、西野七瀬、風間俊介も非常に良い味を添えているし、リリー・フランキーはこの手の映画に出せば作品にしっかり深みを齎すアクセントになりますね〜
事実は小説よりも奇なり。を地でいくようなテクニカルさに満ちた良作です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.1 / 10
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