龍が如く ～Beyond the Game～

セガの人気ゲーム「龍が如く」を、Amazon Originalドラマとして実写化したクライムアクション。

架空の歓楽街”神室町”を舞台に、桐生一馬の成長物語を全6話のオリジナルストーリーで描いた本作ですが、個人的にはもう少し頑張って欲しかったの一言に尽きる…

原作ありきゆえにキャラクターの名前を使ってしまうのであればモブ扱いは酷いのではなかろうか。

確かに2010年の北村一輝主演映画も酷かったのは酷かったが、あれはあれでキャラを立たせてはいたように感じる。

桐生と錦、2人のドラマを描いたのは良いが、全体的に描写が甘いので他が何もスッキリしない感は否めず。　　シーズン2で描くのだとしてもちょっと…

1995年と2005年の2つの時間軸を交差させるのは、テンポアップでスピード感ある演出にしたかったのかな…　だとしたら失敗だし、こんがらがってしまった感がある。

フレッシュな竹内涼真のバキバキに作り込まれた肉体や、賀来賢人の表現力、脇を固める俳優陣も努力が垣間見えるほど。

それでも脚本の甘さと演出不足が尾を引きどうしても作品に引き込まれるほどではなかったというのが本音といったところか。

やはり原作ありきは難しい。　ノータッチであればすんなり入ってくるのだろうか、是非そういった声を聞いてみたい。