ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2020年8月21日に劇場公開された「2分の1の魔法」の感想記事です。
ピクサーの長編映画としては2019年公開の『トイ・ストーリー4』に次ぎ『トイ・ストーリー』(1995)から数えて22作目となり、シリーズ作品以外のオリジナル作品としては『リメンバー・ミー』(2017)以来3年ぶりとなる作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
はるか昔、世界は魔法に満ちていたが、時の流れと共に魔法は忘れられていった。
“魔法が消えかけた”世界に暮らす少年イアンは、自分に自信が持てず、何をやっても上手くいかないことばかり。 そんな彼の叶わぬ願いは、生まれる前に亡くなった父に会う事。 16歳の誕生日プレゼントに、父が母に託した魔法の杖を贈られたイアンだったが、魔法に失敗して“半分”だけの姿で父を復活させてしまう!
魔法オタクで陽気な兄バーリーの助けを借りて、イアンは父を完全に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、彼らに残された時間は、あと24時間しかなかった…
作品情報
原題:Onward
製作国:アメリカ(2020年)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
監督:ダン・スキャンロン
本編:102分
出演:トム・ホランド、クリス・プラット、ジュリア・ルイス=ドレイファス、オクタヴィア・スペンサーほか
レビュー
エルフやユニコーン、人魚、小人などの妖精たちが暮らす不思議な魔法の世界を舞台に、修得や使用に才能や技術が必要な魔法に換わり科学や技術が発達したことで世界から魔法は消えかけてしまった社会を描いていく。
この設定の入りにくさと、下半身だけの父親がより序盤の期待値を下げてしまったところはあるかもしれません。
しかし結果としてはまんまとやられてと言うのが正しい表現でしょうw さすがはピクサー。
思春期を拗らせた身内への苛立ちみたいなものがリアリティを増していたことと、何より兄弟の距離感とその行く末が絶妙だったことが光る作品でした。
全身青いエルフである主人公兄弟の容姿含め、若干地味さが際立ちながらも、ピクサー映画の上位に入ることは確実と思える展開の良さでした。
兄弟愛を描いた作品っていうのも良いですね〜
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 88% Audience 95%
metacritic METASCORE 61 USER SCORE 7.3
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