MGMから2023年3月24日にアメリカで劇場公開されるも日本未公開で、2023年8月30日よりAmazon Prime Videoにて独占配信された「87分の1の人生」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ダニエルは、前途有望な若き女性アリソンが起こした想像を絶する悲劇の中で娘を失ってしまった。
2人は許しを経て、友情を育み、共に希望を見つけていく…
作品情報
原題:A Good Person
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Amazon Prime Video
監督・脚本:ザック・ブラフ
本編:129分
出演:モーガン・フリーマン、フローレンス・ピュー、セレステ・オコナー、チナザ・ウチェほか
レビュー
車で交通事故を起こした女性と、乗り合わせて亡くなった夫婦の家族との話。
加害者と被害者、そしてアルコール中毒と薬物中毒が結びつける老人と少女を軸にして繰り広げられるストーリー展開は、苦しさが十二分に伝わってくるし、向き合う人たちの優しさが心に刺さります。
圧巻だったのは罪悪感と薬物中毒に苦しむアリソンを演じたフローレンス・ピュー。
難しい役どころながら演技力が光る見事なハマり役となっています。
そしてそれを支えるダニエルに大ベテラン”モーガン・フリーマン”。
また、ネイサン役のチナザ・ウチェの優しい眼差しも素敵で、キャスティングは文句なしであると感じます。
ラストシーンで、ダニエルの作るフィギュアの87分の1の世界(そこには親切な隣人がいて、みんな幸せ)に自転車に乗るアリソンのフィギュアを加えたところは、思わず嬉しくなってしまいました。
英題はA Good Personにも関わらず、邦題は87分の1の人生。 今回ばかりは邦題が良いと思ってしまいますね〜 癪ですがw
いつどこで加害者とも被害者ともなり得る世の中であるだけにリアリティもあり、引き込まれる作品であったように感じる良作です。
いつか互いの人生が交わる日が来るといいね。 そんな優しい言葉がかけられるネイサンのような人になりたいと思いました。
Florence Pugh
フローレンス・ピューは『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)や『ミッドサマー』(2019)で知られる若手演技派女優。
『ブラック・ウィドウ』(2021)、ドラマ『ホークアイ』(2021)でエレーナ・ベロワ/ブラック・ウィドウとしてMCUに参加したのは記憶に新しい注目株ですよね〜
今後も2024年公開予定の「デューン 砂の惑星 PART2 Dune: Part Two」など大作で見かけることも多い売れっ子から今後も目が離せませんね〜
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 58% Audience 96%
metacritic METASCORE 50 USER SCORE 6.3
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