東宝から2023年5月19日に劇場公開された「最後まで行く」の感想記事です。
中国やフランスなど各国でもリメイクされた2014年の同名韓国映画の邦画版です。
オススメ度
あらすじ＆予告編
ある年の瀬の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中で車を飛ばしていたが、妻からの着信で母の最期に間に合わなかったことを知る。 その時、車の前に現れたひとりの男をはねてしまう。 工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、その場を立ち去る。 そして、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。 しかし、その時スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入る。
送り主は県警本部の監察官の矢崎で、工藤は矢崎から追われる身になってしまう…
作品情報
製作国:日本（2023年）
配給:東宝
監督:藤井道人
本編:118分
出演:岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、山中崇、黒羽麻璃央、駒木根隆介、山田真歩、清水くるみ、杉本哲太、柄本明ほか
レビュー
他作品未鑑賞ながらも、文化的な側面を考慮し再解釈したであろうことが大いに感じられる本作は、どこかリアリティに富んだ社会派ハードボイルド作品に仕上がっています。
この手の作品には打ってつけとも言える藤井道人が、持ち前の画作りの上手さで巧妙に作り上げていて、そこに岡田准一と綾野剛という勢いのあるキャスティングが見事にハマっていて凄まじい。
昨今キレキレの役柄を演じる岡田准一はどこか冴えない刑事からその変貌ぶりを講演しているし、綾野剛は狂気的な役柄を怪演。 2人の掛け合いが凄まじかった…
トータルして見ると良質なクライムサスペンスながらも、作品鑑賞中はコメディともホラーとも取れる素晴らしい作りで、一層作品へ引き込んでくれます。
こんなハードな3日間送りたくないw まさにHard Days
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer –% Audience –%
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