東映から2023年4月28日に劇場公開された「聖闘士星矢 The Beginning」の感想記事です。
車田正美原作の名作漫画”聖闘士星矢”の実写映画化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
幼い頃に姉と生き別れた青年・星矢は、現在はスラム街の地下格闘場で戦いながらその日暮らしの生活を送っていた。 ある日、戦いの最中に不思議な力を発したことから、彼は謎の集団に狙われる身となる。
やがて自身の内に「小宇宙(コスモ)」という力が秘められていること、そしてその力を鍛え、女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを守る運命にあることを知った星矢は、その運命を受け入れ、厳しい修行を重ねていくが…
作品情報
原題:Knights of the Zodiac
製作国:日本、アメリカ(2023年)
配給:東映
監督:トメック・バギンスキー
本編:114分
出演:新田真剣佑、ファムケ・ヤンセン、マディソン・アイスマン、ディエゴ・ディノコ、マーク・ダカスコス、ニック・スタール、ショーン・ビーンほか
レビュー
ジャンプ黄金期を彩った名作”聖闘士星矢”のハリウッド実写化作品。
それだけに不安が先立つのは理解できるが、個人的には批評が目立つほど悪い作品ではない。
実写映画化の難しさは他作品でも色々語ってきているだけに割愛しますが、原作からの変更点は多々ありつつもしっかり重要な点は押さえ、新たに構築された世界観はアクションシーンを際立たせる素晴らしいもであるとともに、撮影地としてハンガリーやクロアチアを使っていることからロケーションムービーの側面も楽しめます。
冒頭のアクションシーンからしっかり引き込まれるほどに、ハリウッド仕様のSFアクションのクオリティは高いものがあります。 B級映画ではあり得ないレベルなのが嬉しいですね。
新田真剣佑が数々の役をこなしてきた抜群の肉体改造と甘いマスクで、ちょいダサめの軽口を叩き進めるストーリーはやや時代錯誤的な感じもありつつも、技名を叫ぶ漫画要素を欲しがってしまいますw
ファムケ・ヤンセンを主とするオリジナルストーリーも絡み合っているし、The Beginningだけに「るろうに剣心」シリーズくらいしっかりやるとしたら応援したいとは思いますw
サブスクの台頭もあり飛躍する実写化トレンドの中であえて劇場作品とした意欲作ですし、一見の価値はあると思います。
個人的にはペガサス幻想をもっと聞かせて欲しかったし、コスモとか叫んで欲しかったとは思いますw
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 4.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 21% Audience 60%
metacritic METASCORE 35 USER SCORE 3.2
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