ソニー・ピクチャーズ リリーシングから2023年10月6日に劇場公開された「イコライザー THE FINAL」の感想記事です。
『イコライザー』シリーズの第3弾。
オススメ度
あらすじ&予告編
元CIAトップエージェントのロバート・マッコールは、昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消してきた。
ある時、訪れたシチリアでの[仕事]で負傷し、肉体的にも精神的にも限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町に辿り着く。身内のように看病し、温かく接してくれる町の人々。長い時間をたった一人、誰にも頼らず生きてきたマッコールにとって、それはまさしく救いだった。
マッコールはこの町を安住の地と心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。
だがこの小さな町にも、魔の手は忍び寄っていた。 大切な人々が次々と凄惨な事件に遭うのを見て、マッコールは再び[仕事]を開始する。 しかしそれが引き金となり、事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大してゆく…
作品情報
原題:The Equalizer 3
製作国:アメリカ(2023年)
配給:ソニー・ピクチャーズ リリーシング
監督:アントワーン・フークア
本編:109分
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、エウジェニオ・マストランドレア、デヴィッド・デンマンほか
レビュー
世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作目の本作。
平穏を見つけた先で繰り広げられるマッコールvsイタリアンギャングの構図は、痛快エンタメバリの大虐殺劇にw デンゼル・ワシントンが嬉々として殺戮しているようにさえ見えるw
アマルフィ、ナポリ、ローマとイタリアの名所を移動するロードムービー的側面も若干あって、その景観に目を奪われます。
『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』(2023)、『ミッション:インポッシブル レッドレコニング PART ONE』(2023)とイタリア続きなのは、何か誘致でもしているのでしょうか。
いずれにせよ、孤高の殺し屋であるロバート・マッコールが最後に辿り着いた、文字通り時間が止まったような南イタリアの田舎町という情景、そして温かい人々との巡り合わせは、シリーズのラストにふさわしいように感じます。
5度目のタッグとなるアントワン・フークア監督との相性が素晴らしいのと、「マイ・ボディガード」(2004)以来18年ぶりに共演したダコタ・ファニングと、演出もキャストも申し分ない。
緩急極まったアクションと瞬殺していくテンポの良さをはじめ、シリーズ通して楽しめる良作です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.8 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 76% Audience 94%
metacritic METASCORE 58 USER SCORE 6.9
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