プーと大人になった僕

ウォルト・ディズニー・ジャパンから2018年9月14日に劇場公開された「プーと大人になった僕」の感想記事です。

A・A・ミルンが1926年に発表した児童小説『クマのプーさん』とウォルト・ディズニー・カンパニーのアニメシリーズ『くまのプーさん』を原作とした作品です。

オススメ度5.0



あらすじ&予告編

親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。

そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。   彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…




作品情報

原題:Christopher Robin

製作国:アメリカ(2018年)

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

監督:マーク・フォースター

本編:104分

出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、ジム・カミングス、ブラッド・ギャレットほか



レビュー

大人になったクリストファー・ロビンが、プーと奇跡的な再会を果たしたことをきっかけに、忘れてしまっていた大切なものを思い出していく姿を描くファンタジードラマ作品。

今も昔も最高のイマジナリーフレンドなのは間違いない。

子供の頃、プーさんをはじめとする命を吹き込まれたぬいぐるみの動物たちと一緒に遊ぶクリストファー・ロビンが本当に羨ましかったのを覚えている往年のファンにとって、モフモフ感を醸し出すCG描写で現実世界にプーさんたちが紛れ込んだかのような錯覚を受けながらも心躍らせられる楽しさがあります。

大人になって疲れ果てた仕事人間のクリストファーの前に突然現れ、大したこと言ってないのにどこか哲学的なプーさんの言葉は、大人になった自分にも突き刺さる…

何もしないをする。  深いよな〜 沁みるわぁ〜

ユアン・マクレガーが険しい表情から少年のような無邪気さを取り戻していく様を見事に表現していて、彼なしにはこの作品はこのクオリティにならなかったろうとも思える…

マーク・フォースターも彼らしい作品構造と描写力で物語を盛り上げていますね。

プーさんの優しさに包まれて、こちらも優しい気持ちになれる良作です。


評価

脚本5.0

配役5.0

演出5.0

音楽5.0

映像5.0



IMDb 7.2 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 72% Audience 83%

metacritic METASCORE 60 USER SCORE 7.4

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