ウィキッド ふたりの魔女

東宝東和から2025年3月7日に劇場公開された「ウィキッド ふたりの魔女」の感想記事です。

名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの知られざる物語を描き、2003年の初演から20年以上にわたり愛され続ける大ヒットブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を映画化した2部作の前編。

第97回アカデミー賞では作品賞のほか、シンシア・エリボの主演女優賞、アリアナ・グランデの助演女優賞など合計10部門にノミネートされ、美術賞と衣装デザイン賞の2部門で受賞しています。

オススメ度4.3

あらすじ&予告編

魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。

緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。

見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。

しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる…

作品情報

原題:Wicked

製作国:アメリカ(2024年)

配給:東宝東和

監督:ジョン・M・チュウ

本編:160分

出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、マリッサ・ボーディ、ピーター・ディンクレイジ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラムほか

レビュー

後に「オズの魔法使い」に登場する「西の悪い魔女」となるエルファバと、「善い魔女」となるグリンダの、始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル作品。

劇団四季版のキャチコピーの一つだった”世界を敵にしてたった一人に愛されるか たった一人を失って世界に愛されるか”てのが今も記憶に残っているほどだが、まさしくそれ。
アリアナ・グランデの存在が大きく、あたかも本作を底上げしているかのように見えるが、2時間半に及ぶミュージックビデオとして自分のものとした感じもある。
ストーリーは然る事ながら、2部作の前編。 まだまだ楽しみは残しておきましょう。

評価

脚本4.0

配役4.0

演出4.5

音楽5.0

映像4.0

IMDb 7.4 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 88% Audience 95%

metacritic METASCORE 73 USER SCORE 8.6