Disney+から2021年11月24日に独占配信された「ホークアイ」の感想記事です。
マーベル・スタジオが制作するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の5番目のテレビシリーズで、同フランチャイズの映画と連続性を共有し、映画『アベンジャーズ・エンドゲーム』(2019年)の後を描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
サノスとの戦いの後、クリント・バートンは家族とニューヨークでアベンジャーズのミュージカルを観て楽しんでいた。
そんな時、かつて日本でローニンとして暴れ回った際に使い、現在は手放したローニンのスーツを何者かが使っていることを知り、ローニンのスーツを使っていた少女ケイト・ビショップを捕まえる…
作品情報
原題:Hawkeye
製作国:アメリカ(2021年)
配給:Disney+
監督:リス・トーマス、バート&バーティ
本編:全6話
出演:ジェレミー・レナー、ヘイリー・スタインフェルド、ヴェラ・ファーミガ、フラ・フリー、アラクア・コックス、トニー・ダルトン、フローレンス・ピュー、ヴィンセント・ドノフリオほか
レビュー
「アベンジャーズ」(2012)でニューヨークの戦い壊滅したニューヨークに住んでいた少女ケイトは、戦いに巻き込まれる悲劇的な目に遭いながらも、チタウリと戦うホークアイを目撃し憧れを抱く。
オープニングで様々な競技を極めたであろう成長と努力の過程を演出するザーックリとした紹介しで現在へ移行します。
『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ映画『バンブルビー』(2018)にチャーリー・ワトソン役で主演したのが記憶に新しいヘイリー・スタインフェルドが、キュートな見た目と常人離れしたアクションでホークアイの相棒になるためにもがくドタバタ活劇ながらどうしてこうも腹立たしいのか…序盤は苛立ちを抑えられませんでしたが後半にはもうメロメロになりました。
本作でバックボーンから丁寧に描写され後半まで重要な役どころであったエコー / マヤ・ロペスを主人公にした新シリーズ「エコー(原題:Echo)」も2023年に公開される予定ですので非常に楽しみですね〜
A first look at Marvel Studios’ Echo. Coming to @DisneyPlus in 2023. pic.twitter.com/C4ySMS9jud
— Marvel Studios (@MarvelStudios) May 17, 2022
また、Netflixのドラマシリーズ「デアデビル」でヴィランとして登場していたキングピンもヴィンセント・ドノフリオが引き続き本作で同役を演じており、マット・マードック役のチャーリー・コックスを含む今後のクロスオーバーにも期待が膨らみますね〜w
さらにはクリントの妻であるローラも時計の描写からS.H.I.E.L.D.のエージェント19であることが示唆され、原作通りであればモッキンバードとしてどこかのシリーズで闘う彼女を見られる日が来るのかもしれませんね。
ミッドクレジットシーンでは第1話に描かれたミュージカル「ロジャース・ミュージカル」の楽曲「Save The City」がフルバージョンで映し出される豪華な演出をみせるも、肝心のポストクレジットシーンが無く、MCUシリーズとしては異例の最後となりました。
おそらくフェーズ4に入ってからは本作が初めてではないでしょうか。
劇中のポスターなどの描写に、本作の舞台設定が2025年年12月であるとされるためポストクレジットにしてしまうと2026年以降の未来となってしまうことを危惧しての対応かとも推測できますが、現段階では明確にはわかりませんね〜
なんにしろマルチバースでNYが滅茶苦茶にならないことだけは証明されてしまった形ではありますがw
今後の作品への踏み台になっている感が否めない本シリーズですが、スーパーパワーを持たない生身のヒーローとして人気のホークアイとそれに憧れる少女を描かれているため、これまでに類を見ないほどの等身大のアクションで構成されていて、改めてスタント技術の高さなどクオリティの高い演出を見られるひと作となっています。
クリスマスに観る作品では無いですが、MCUドラマシリーズのレベルの高さをまざまざと見せつけていますね〜
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.5 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 92% Audience 90%
metacritic METASCORE 66 USER SCORE 6.5
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