ワーナー・ブラザースから2017年11月23日に劇場公開された「ジャスティス・リーグ」の感想記事です。
DCコミックスの同名のスーパーヒーローチームをベースにする実写映画化で、「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の5作目となる作品です。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)におけるドゥームズデイとの戦いから数ヶ月後の物語を描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
命を犠牲にして地球を守ったスーパーマンの行動により、人類への信頼を取り戻したバットマン。
彼は新たな仲間ワンダーウーマンと共に、さらなる強大な敵へと立ち向かうため、孤独に戦うヒーローたちを見つけ出し、最強チームを結成するため立ち上がる。
だが、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグ、フラッシュからなる究極のスーパーヒーローによる最強チームの結成にもかかわらず、地球を破滅させてしまうほどの脅威が、すぐそこまで迫っていた…
作品情報
原題:Justice League
製作国:アメリカ(2017年)
配給:ワーナー・ブラザース
監督:ザック・スナイダー
本編:120分
出演:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、エズラ・ミラー、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー、エイミー・アダムス、ジェレミー・アイアンズ、ダイアン・レイン、コニー・ニールセン、J・K・シモンズ、キアラン・ハインズほか
レビュー
クリスチャン・ベールとはまた違った形で馴染み始めたベン・アフレックの重量感のあるバットマン。 超人たちの中で唯一ただの人間であることがストーリーに活かされていて非常に面白い作品となっています。
序盤では、ブルース・ウェインがフラッシュ・アクアマン・サイボーグの3超人を勧誘して『ジャスティス・リーグ』を結成するまでが描かれています。
結成まですぐに達成するという非常にテンポの良い展開で、連係プレーも非常に合理的な視覚的に気持ち良い仕上がりです。
中盤のスーパーマン蘇生の流れは若干の中弛み感じは否めないものの、後半敵の領土に乗り込んでからはチーム連係がハッキリ押し出されていて最高です。
敵が弱点が垣間見えない展開ではありますが、ジャスティスリーグの完成と一転攻勢による爽快感抜群のアクションに圧倒されます。
スーパーマンのパワーへ葛藤する描写も非常に良かったですね~
バッドマンを軸としたヒーロー同士の距離感が絶妙で、アベンジャーズとは違った意味で素晴らしいと思いました。
『ジャスティス・リーグ : ザック・スナイダーカット』
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントから2021年5月26日にデジタル配信開始、Blu-ray、Ultra HD Blu-rayで同年6月25日にリリースされた作品で、本作の制作中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき、追加予算を大幅にかけ150分にもおよぶ蔵出し映像や新たに撮影された4分の新映像を加えて、再編集し製作された約4時間にわたる超大作です。
2017年版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったジャレッド・レト演じる“ジョーカー”をはじめ、マーシャン・マンハンターや戦闘シーンにはグリーン・ランタンの姿もあるなどファン垂涎ものの映像となっています。
さらにアクアマンやフラッシュ、サイボーグのサイドストーリーが丁寧に描かれ、特にサイボーグについてはその苦悩や、家族との関係がよりわかるストーリーになっています。
ヒーローである以前に様々な悩みを抱える等身大の姿が作品にさらなる深みを与えているDCならではとも言える展開が嬉しいですよね~
これからジャスティス・リーグを初めて観るのであれば、長いですがザック・スナイダーカットをオススメします。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 39% Audience 68%
metacritic METASCORE 45 USER SCORE 6.1
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