ウォルト・ディズニー・ジャパンから2022年12月16日に劇場公開された「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の感想記事です。
ジェームズ・キャメロン監督が革新的な3D映像を生み出し、全世界興行収入歴代1位の大ヒット作となった「アバター」(2009)の約13年ぶりとなる続編で、全5作からなるアバターシリーズの2作目にあたる作品です。
第95回アカデミー賞で作品賞ほか計4部門でノミネートされ、視覚効果賞を受賞。
オススメ度
あらすじ&予告編
地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。
元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。
2人は家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていたが、再び人類がパンドラに現れたことで、その生活は一変する。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる海の部族のもとへ身を寄せることになるが、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫っていた…
作品情報
原題:Avatar: The Way of Water
製作国:アメリカ(2022年)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジェームズ・キャメロン
本編:192分
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ジェイミー・フラッターズ、ブリテン・ダルトン、トリニティ・ジョリー・ブリス、ジャック・チャンピオン、クリフ・カーティス、ケイト・ウィンスレット、イーディ・ファルコ、ジェマイン・クレメント、ブレンダン・カウエルほか
レビュー
前作の”映像革命”から早13年。
「パフォーマンス・キャプチャー」を利用した革新的な映像美は、より進化を遂げる形に!
原案・脚本を兼ねるジェームズ・キャメロンは、スキューバダイビングを敬愛し、さらには「アビス」(1989)や「タイタニック」(1997)で専用の機材開発を行うまでの水撮マニアとしても知られいますが、そんなキャメロンが「アバター」(2009)で語った惑星パンドラの大地や森、海とそこに棲むあらゆる生態系を携えシリーズ2作目で挑んだのは、タイトルにも含まれる“ウォーター”。
水上や水中で繰り広げられるアクションは、美しく魅力的に描かれる素晴らしい相互作用をもたらしていて、目を見張るような荘厳な海の多彩な生物と泳ぎ、会話するといった演出や滑らかな質感と動きは、CGを忘れ流どころか”映像がリアルを超えた”と言っても過言ではないように感じられます。
アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したことは必然であるように、現時点における視覚表現の最高レベルと言って良いでしょう。
ストーリーとしては、主軸をジェイクからそのファミリーに移しながらも一言で言うと”王道”。
前作と異なり人間を描くではなく、惑星パンドラの先住民族”ナヴィ”が描かれているので、イマイチキャスティングが掴みにくい感じは否めないでしょう。
後半の戦闘シーンは圧巻。 これは言葉では言い表せられないw
192分は流石に長いですが、映像美がストーリーを底上げし、アクションを盛り上げる、まさに究極の映像体験を味わう機会。 是非鑑賞すべきでしょう!!
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.7 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 76% Audience 92%
metacritic METASCORE 67 USER SCORE 7.2
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