ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントから2019年3月8日に劇場公開された「スパイダーマン : スパイダーバース」の感想記事です。
マーベル・コミックを原作とする『スパイダーマン』の映画としては初となるアニメ作品であり、第91回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞受賞作です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。
実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。
そんな中、何者かによって時空が歪められる事態が発生。
それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。
そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する…
作品情報
原題:Spider-Man: Into the Spider-Verse
製作国:アメリカ(2018年)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
本編:117分
出演:シャメイク・ムーア、ジェイク・ジョンソン、ヘイリー・スタインフェルド、マハーシャラ・アリ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、リリー・トムリン、ルナ・ローレン・ベレス、ジョン・ムレイニー、キミコ・グレン、ニコラス・ケイジ、リーヴ・シュレイバーほか
レビュー
ピーター・パーカーを主人公としていたこれまでの実写作品とは異なり、ブライアン・マイケル・ベンディスとサラ・ピシェリが創作したマイルズ・モラレスを主人公に、複数のスパイダーマンが登場する世界を舞台に描いた作品。
時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いたグロースアドベンチャームービー。
特筆すべきはCGと手書きのハイブリッドブレンドで描かれたハイクオリティな革新的アニメーション。 良くも悪くもフルCGの印象を完全に払拭し、目が幸せw
どこを取っても絵になるスパイダーマンが映えに映え、スタイリッシュな音楽と共に生み出される作品のテンポは圧倒的な疾走感をもたらします!
次々現れるスパイダーマンの群像劇は、スタイルの異なるデザインのキャラクターたちが併存しても違和感が全くなく、モノクロトーンにカートゥーンタッチと多種多様が入り乱れます。
昨今の多様性をテーマに盛り込む風習を、ストーリーではなくタッチで描く秀逸さw
ストーリーもヒーローの苦悩やマイルスの成長、伏線回収までしっかりと頭からお尻まで抜群。 アップダウンを繰り返し盛り上がりも良い上、親子愛や師弟関係、恋模様、友情などなど踏んだんに盛り込みながらもしっかり消化する脚本も完璧。
スパイダーマン史上”最高傑作”とまで言われる程に全世界を席巻した理由に頷けるひと作です。
パーカーにスニーカーのスパイダーマン!! 是非オススメですw
続編として2023年6月16日公開予定の『スパイダーバース : アクロス・ザ・スパイダーバース』、そしてさらに2024年公開となっている『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』と2年連続で更なる盛り上がりを見せるシリーズから目が離せませんね!!
噂ではフェーズ4からマルチバース入りしているMCUに合流するという話もありますので、他作品とのクロスオーバーも気になるところですね〜
ワクワクしますね!!!!
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 8.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 97% Audience 93%
metacritic METASCORE 87 USER SCORE 8.2
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