ウォルト・ディズニー・ジャパンから2021年12月24日に劇場公開された「キングスマン:ファースト・エージェント」の感想記事です。
マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズのコミック『ザ・シークレット・サービス』を原作とする映画「キングスマン」シリーズの3作目。
『キングスマン』(2014)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)の前日譚で、第一次世界大戦前夜の時代を舞台に、英国ロンドン・サヴィル・ロウの高級テーラーに本部を置く独立スパイ機関「キングスマン」の誕生の秘話を描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織という「キングスマン」。
国家に属さない秘密結社である彼らの最初の任務は、世界大戦を終わらせることだった。
1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックスフォード公と息子のコンラッドが立ち向かう。
人類破滅へのカウントダウンが迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために奔走する…
作品情報
原題:The King’s Man
製作国:イギリス、アメリカ(2021年)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督・脚本・製作:マシュー・ボーン
本編:131分
出演:レイフ・ファインズ、ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス、マシュー・グッド、トム・ホランダー、ハリス・ディキンソン、アーロン・テイラー=ジョンソン、ダニエル・ブリュール、ジャイモン・フンスー、チャールズ・ダンスほか
レビュー
これまでの2作品と大きく作風を変え、史実に基づき物語が進められるストーリー展開で「キングスマン」誕生を描き出す意欲作。
結果としてマシュー・ボーンの手腕が大きく光った作品となりました。
本作の時代背景は1900年初頭、ロシアの怪僧”ラスプーチン”など第一次世界大戦周辺に実在した人物が多く登場しているのが大きな特徴で、見た目からも想像がつくほどに寄せ、かつ「キングスマン」シリーズらしいスタイリッシュかつダイナミックなアクションを披露しているのだから面白い。
しかし、フィクションではありつつも第一次大戦の流れを描くがゆえに、爆発力はやや控えめに。
“本格的な戦争映画”とも思わせる劇的な展開は、作り手の意図に巧みに操作されるしかないほどに作品に引き込まれます。
もちろん黒幕は読めなくないし、ツッコミどころは多い。 それでも抜群にエンタメ感が高く、史実と併せてもなお面白みがます路線は、本流と比較しても面白い。 続編に期待せずにはいられませんね~
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 41% Audience 80%
metacritic METASCORE 44 USER SCORE 5.2
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