ワーナー・ブラザース映画から2018年12月21日に劇場公開された「アリー / スター誕生」の感想記事です。
監督・主演を務めたブラッドリー・クーパーの初監督作品で、『スタア誕生(A Star Is Born)』(1937)の1954年版、1976年版につぐ3度目のリメイク作品です。
レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌う「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」は、第91回アカデミー賞においてアカデミー歌曲賞を受賞しています。
オススメ度
あらすじ&予告編
音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。
そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいく…
作品情報
原題:A Star Is Born
製作国:アメリカ(2018年)
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:ブラッドリー・クーパー
本編:136分
出演:ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイヴ・シャペル、サム・エリオットほか
レビュー
夢と才能に溢れ、どこまでも高く上がって行こうというヒロインと、すでに上り詰め、あとはもう落ちていくだけの男を描くラブロマンス。
3度目のリメイクだけに、もちろん題材はパーフェクトだが、二人の対比があまりにも切なく感じてしまう。
男女の激しくも悲しいラブロマンスが、圧倒的な演技力と、歌唱力をはじめとする音楽によって、抜群のパフォーマンスとなって観ているものに響いているのは間違い無いでしょう。
ジャクソンとアリーに焦点を当て、全くブレずに追いかけるカメラワークや脚本は、観ているものに映像や演出で植え付けたリアリティは、スターダムを駆け上がるサクセスストーリーや、セレブの没落というゴシップを近く感じさせるように感じます。
それでいてブラッドリー・クーパーの初監督作品だと言うのだから恐れ入る。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 90% Audience 80%
metacritic METASCORE 88 USER SCORE 8.4
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