20世紀フォックス映画から2018年5月25日に劇場公開された「犬ヶ島」の感想記事です。
第68回ベルリン国際映画祭のオープニングを飾り、アンダーソンは銀熊賞(監督賞)を受賞した。
全世界で6,400万ドル以上の興行収入を記録し、第76回ゴールデングローブ賞、第72回英国アカデミー映画賞にノミネートされ、第91回アカデミー賞では長編アニメ映画賞と作曲賞の2部門にノミネートされた。
オススメ度
あらすじ&予告編
近未来の日本。 ドッグ病が大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。
ある時、市長の養子で孤児のアタリがたった一人で小型飛行機に乗り込み、愛犬で親友のスポッツを救うために島に向かった。
島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎市の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていく…
作品情報
原題:Isle of Dogs
製作国:アメリカ(2018年)
配給:20世紀フォックス映画
監督:ウェス・アンダーソン
本編:101分
出演:コーユー・ランキン、ブライアン・クランストン、リーヴ・シュレイバー、エドワード・ノートン、ボブ・バラバン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、渡辺謙、野村訓市、F・マーリー・エイブラハム、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、グレタ・ガーウィグ、スカーレット・ヨハンソンほか
レビュー
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)のウェス・アンダーソン監督が“未来の日本”を描いたストップモーションアニメ。
文字通り廃棄され犬だけの島となった犬ヶ島で愛犬を探す少年のアドベンチャー作品です。
皮肉を効果的に振り撒きながら圧倒的な独創性で、日本愛溢れるオマージュの際立つ本作は、日本ではそれほど評価されていないのが不思議なところではあるが、ストップモーションの立体感がリアリティを醸し出し、画角や構図にこだわりを感じる素晴らしい作品に仕上がっているように感じます。
ウェス・アンダーソンの美的センスがハマっていて、キャラクターもとても良い塩梅に可愛いので作品へ引き込まれやすい気がします。
さまざまな批評が目立つが、それを超える素晴らしさがあり、鑑賞に値する良作であると感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.8 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 90% Audience 87%
metacritic METASCORE 82 USER SCORE 8.0
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