Netflixから2021年8月27日に独占配信された「SAS : 反逆のブラックスワン」の感想記事です。
アンディ・マクナブによる同名小説を映画化した作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ロンドンからパリへ向かう高速列車が武装したよう兵集団にハイジャックされ、恋人と共に車内に居合わせた特殊部隊員は冷酷非道な敵と戦うことを決意する…
作品情報
原題:SAS: Rise of the Black Swan あるいは SAS: Red Notice
製作国:イギリス(2021年)
配給:Netflix
監督:マグナス・マーテンス
本編:123分
出演:サム・ヒューアン、ルビー・ローズ、アンディ・サーキス、ハナ・ジョン=カーメン、トム・ホッパー、ノエル・クラーク、オウェイン・イオマン、アン・リード、トム・ウィルキンソンほか
レビュー
サイコパス
人口の1%の存在にも満たないサイコパス。 その特性ゆえ人を愛することができない。
対人関係は論理的計算を基に築かれ、様々な分野で成功者がいる。
そんなサイコパスの中から人を愛することができるのは黒い白鳥のように稀なこと。
冒頭のナレーションからサイコパスが主人公かな〜なんて思っていたらそんなことはない。
全員サイコパスw
ブラックスワンの名を冠する傭兵集団は序盤にジェノサイドを仕掛けることからもわかりますし、主人公は人を殺した次の日にプロポーズを、同僚の死をなんとも思わないSAS内での内通者、更にはガスを他国に通すためにジェノサイドを指揮する政府高官まで。
サイコパスといった表現が若干甘い気もしますが、恋人はもちろん、同僚・国民を愛せないのはナレーション的にはサイコパスなのでしょう。
そんなサイコパス性はこと映画に関しては観やすいです。
感情移入こそ難しいところもありますが、無駄のない論理的な戦いで足を引っ張る登場人物がほぼゼロです。
特殊部隊と傭兵の戦いにしては大規模戦闘は少ないですが、主人公が敵のテロにあったトンネルに止まっている電車で1人で暴れまくるのでスリル感があり、ストーリーにアクションも相まってテンポは非常に良く、観ていて飽きません。
簡潔に言うと傭兵集団ブラックスワンを1人で壊滅させた主人公が、サイコパスながら人を心から愛することができるブラックスワンになるお話でした。
脚本
配役
演出
音楽
映像
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