Amazon Prime Videoから2019年4月19日に独占配信された「人生の動かし方」の感想記事です。
また、ショウゲートから12月20日に一部劇場で劇場公開された際には『THE UPSIDE / 最強のふたり』のタイトルで上映されています。
実話を基にした2011年に公開されたフランス映画『最強のふたり』のリメイク作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
スラム街出身で元囚人の無職デルは、ハンディキャップを持つ大富豪フィリップの介護人として働くことになる。
秘書のイヴォンヌを始め周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルに反対するが、お互いに一人の人間として接し、刺激し合うふたりは忘れていた充実した日々に満たされていく。
しかしフィリップの心には、誰にも言えない秘密があった。 そんなある日、ふたりを揺るがす出来事が起きてしまう…
作品情報
原題:The Upside
製作国:アメリカ(2019年)
配給:Amazon Prime Video、ショウゲート
監督:ニール・バーガー
本編:126分
出演:ケヴィン・ハート、ブライアン・クランストン
ニコール・キッドマン、レビュー
両手足の動かない大富豪とその介護人に選ばれた無職の物語は、舞台をパリからニューヨークへ。
フランス映画としては興行的にも成功したといえる作品をハリウッドがリメイクするにあたり、ケビン・ハート、ニコール・キッドマンというキャストが関わることで大きく嗜好が変わった形となったように見受けられます。
フランスの移民問題という要素はなく、貧困とドラッグに置き換えられたデルのバックボーンと、対等の人間として情け容赦なく接する態度は過去を掘り下げることでハリウッド的に軟化しています。
しかし、リメイク版として劣ることはないと感じられるのは、ひとえに実話がべーすにあるからでしょうか。 フィクションのようなサクセスストーリーに一層まとまりが生まれ、かつ友情は形を選ばないというメッセージが読み取れる気すらします。
コメディタッチでテンポも良いため観やすいですし、ハートフルな展開なのは間違いないので、心の均衡を保つ良作であると感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 43% Audience 81%
metacritic METASCORE 46 USER SCORE 6.2
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