Disney Platform Distributionから2021年5月4日に独占配信された「スター・ウォーズ : バッド・バッチ」の感想記事です。
『スター・ウォーズ』シリーズのテレビアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』のスピンオフ兼続編となる作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で初登場した遺伝子変異を持つエリートクローン・トルーパー部隊のクローン・フォース99、通称バッド・バッチはクローン大戦の余波で大胆な傭兵任務に身を投じていく…
作品情報
原題:Star Wars: The Bad Batch
製作国:アメリカ(2021年)
配給:Disney Platform Distribution
監督:ブラッド・ラウ
本編:全16話
出演:ディー・ブラッドリー・ベイカー、ミシェル・アンほか
レビュー
アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) に登場した「不良分隊=バッド・バッチ」を主人公に据え、『クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) のその後を描いた作品。
「スター・ウォーズ」正史を知っていれば誰でも入り込めるストーリー展開とCGアニメーションで繰り広げられるアクションシーンがファン垂涎ものであることは言うまでもないでしょう。
何と言っても第1話が『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』(2005)で、パルパティーンによって“オーダー66”が発令されたまさにその瞬間の惑星カラーから始まるのが堪らないw
DNAを操作によって強化されたバッド・バッチのメンバーには、オーダー66のプログラムが作動しなかったとされ、“異端”であるが故に支配から逃れることができた彼らの物語は、物語が進むにつれ深みを増すヒューマンドラマと言っても過言ではない流石のクオリティを見せてくれます。
そして”欠陥”ではなく”個性”であると強く主張する演出には、現代社会に置き換えることも容易でSFながらに感情移入がしやすいテーマとなっています。
それぞれの正義が交錯するのも大きなテーマとなっているスター・ウォーズ。 シリーズに面白くない作品はないのではないかと思うほどの各作品の素晴らしさに舌を巻くばかりです。
アニメ版と侮ることなかれ。 毛嫌いして観ないと損をする、そんな作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.8 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 86% Audience 81%
metacritic METASCORE 67 USER SCORE 6.5
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