Netflixから2022年6月17日に配信された「スパイダーヘッド」の感想記事です。
ジョージ・ソーンダーズによる短編小説『Escape from Spiderhead』を基にした映画です。
オススメ度
あらすじ&予告編
天才科学者が取り仕切る孤島の刑務所で、囚人たちは感情を操る新薬の治験を重ねらていた。
徐々にそれを疑問に思う囚人が現れ…
作品情報
原題:Escape from Spiderhead
製作国:アメリカ(2022年)
配給:Netflix
監督:ジョセフ・コシンスキー
本編:107分
出演:クリス・ヘムズワース、マイルズ・テラー、ジャーニー・スモレット、マーク・パギオ、テス・ハウブリック、アンジー・ミリケン、スティーヴン・トングンほか
レビュー
設定
シャターアイランドを彷彿とさせる孤島の刑務所を舞台に繰り広げられる本作。
壮大な理想を掲げる天才科学者と、ある程度の自由と引き換えに治験を承認した囚人たち。
世界観自体は容易に想像できるものでありながら、おそらく腰椎あたりに設置された「モバイルパック」なる感情制御剤を体内へタブレット端末で自動注入するシステムに秀逸さを感じさせられます。
ただ、自分みたく仰向けで寝るタイプだとどうすればいいんだ?笑
配役
クリス・ヘムズワースはソーのイメージが定着しているのもあるせいか、ズレたムキムキ男としては本領発揮。 もはやこれ以外のキャラでいけるのかすら疑問ですがw
表情から滲み出る色男感は抜群で、マッドサイエンティストながらイマイチ方向性の定まらない路線をひた走ります。 ラストの表情が入り混じるところはまぁまぁ良かったですが。
その分マイルズ・テラーが光ります。
大きなリアクションこそ少ないながら顔で感情を表現する上手さは一級品。
悲壮感漂う役柄を上手く演じきっています。
小説が原作なだけあってインパクトのある内容ながら、作品としての盛り上がりはイマイチ。 オチもパッとしないのが残念です。
未来は自分で決めるしかない… 匙投げられて終わった気も…笑
アベンジャーズシリーズからクリス・ヘムズワース目当てで興味を持った人は見てはいけない、サスペンス好きのための映画ですね笑
脚本
配役
演出
音楽
映像