Netflixから2022年4月7日に独占配信された「リターン・トゥ・スペース」の感想記事です。
NASAによる有人宇宙飛行の復活と、宇宙関連企業「スペースX」のエンジニアたちや同社の設立者で実業家のイーロン・マスク氏に密着したドキュメンタリー作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
米NASAによる国際宇宙ステーションへの有人飛行の復活という歴史的なミッションと、民間宇宙旅行に挑むイーロン・マスクとスペースXのエンジニアたちを追う…
作品情報
原題:Return to Space
製作国:アメリカ(2022年)
配給:Netflix
監督:ジミー・チン、エリザベス・チャイ・バサヒリイー
本編:128分
出演:イーロン・マスクほか
レビュー
2003年2月1日、28回目の飛行に出発した米国のスペースシャトル「コロンビア」が、シャトルの外部タンクから発泡断熱材の大きな破片が落下して左翼に衝突したことが原因で、軌道上での任務を終えて乗組員が地球の大気圏に帰還した際に宇宙船全体がばらばらに壊れ、NASAの宇宙飛行士7人全員が死亡した大惨事を受け、NASAと米政府はスペースシャトル計画の段階的縮小を決断。
その頃、無名の億万長者だったペイパル創業者のイーロン・マスクが立ち上げたスペースX。
ロッキード・マーティンやボーイングのような大企業が支配する宇宙業界で、何年も苦戦を強いられ、失敗を重ねながらも低コストで再利用可能なロケットの開発に成功。
これによって打ち上げたロケットを安全に地上へ帰還させ、再び宇宙へ送り出せるようになるのです。
2020年には、スペースXが打ち上げたカプセル型宇宙船「クルードラゴン」が、NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンとダグ・ハーレイを国際宇宙ステーション(ISS)まで運び、ドラゴンはISSへのミッションを完了した最初の商業宇宙船となる。
そんなロマン溢れる道のりをドキュメンタリーとして形にした本作。
Twitter社の買収もあり、暴君といった形容をされることもあるイーロン・マスクですが、自分の目にはロマンに溢れた夢追い人に映りますね〜
作中の宇宙飛行士のコメントにもありましたが、どんなにひねくれたクルーでも宇宙に行けば様変わりする。 そんな宇宙への足がかりを作っているマスクには今後も期待したいですよねw
宇宙タクシーに乗っていつか行けるのかなぁ…
そんなこと考えるだけでワクワクしますよねw
ドキュメンタリーが苦手であっても宇宙好きでなくても、ひとつのサクセスストーリーを観ることで何か得るものもあるかもしれません。 若い世代にオススメした作品だと感じました。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 79% Audience 77%
metacritic METASCORE 56 USER SCORE 5.3
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