WOWOWから2024年11月1日に独占配信された「ハスリンボーイ」の感想記事です。
草下シンヤ原作の本田優貴による漫画を実写ドラマ化した作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
大学生の久保田タモツには、奨学金510万円の借金があり、社会人になると始まる返済は42歳まで続く計算だった。 これに危機感を抱いた彼は、卒業までに完済すべくバイト漬けの日々を送っていた。
そんなある日、タモツは仮想通貨の詐欺に引っかかり、新たに消費者金融から200万円の借金を負ってしまう。 絶望的な状況下、彼を救ったのは池袋の道具屋・九条と偽装師・村田だった。
九条は、消費者金融の裏にいる神保会の許しを得て、詐欺グループから200万円を取り戻してくれたのだ。 だが、仕返しで襲ってきた詐欺グループを返り討ちにしたことで、九条は逮捕されてしまう。
九条には難病を患う娘がおり、その治療費を稼ぐために道具屋をしていたと知ったタモツは、彼が釈放されるまで自分が道具屋をすることを決意。 拘置所の九条に教えを受けながら、池袋の裏社会に足を踏み入れていく…
作品情報
製作国:日本(2024年)
配給:WOWOW
監督:鈴木浩介
本編:全8話
出演:間宮祥太朗、毎熊克哉、横田真悠、竹原ピストル、駿河太郎、遠藤雄弥、武田航平、山口祥行、後藤剛範、一ノ瀬颯、玉山鉄二ほか
レビュー
奨学金を借りる大学生が社会の闇に足を突っ込む…
近頃話題になっている闇バイトなどの裏家業の一端を覗き見るような内容にリアリティを感じさせられます。 が、奨学金でそこまで絶望するかね?
とてもじゃないが間宮祥太朗に大学生役は厳しい。 それでも演技力でカバーするに余りある力を持っているのは間違いなくて、話数が進むにつれてその演技力に救われた感じすらあります。
玉山鉄二、竹原ピストルら脇を固める俳優も良く、池袋はそこまで詳しくないが”道具屋存在しそう”と思わせてくれます。 池袋自体にはもっと不良中国人のイメージがありますが。
ストーリー、テンポはまずまずと言ったところで、最後まで盛り上がりきらなかったことは否めないし、なぜか裏社会の人間に紳士的な人が多いw
エンタメ作としては楽しめると思いますが、クライムにしては浅くコメディにもアクションにも振り切っていない中途半端な印象を受ける作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb – / 10