東和ピクチャーズから2023年7月21日に劇場公開された「ミッション : インポッシブル / デッドレコニング PART ONE」の感想記事です。
言わずと知れたブルース・ゲラーの『スパイ大作戦』を原作としたアクション大作シリーズである『ミッション : インポッシブル』シリーズの第7作目。
『ミッション : インポッシブル / ローグ・ネイション』(2015)、『ミッション : インポッシブル / フォールアウト』(2018)に続きクリストファー・マッカリーが監督・脚本を務めています。
シリーズ初の2部作であり、後編である『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』は2024年6月28日に公開予定となっています。
オススメ度
あらすじ&予告編
IMFエージェントのイーサンは、いくつもの不可能なミッションを成功させてきた。
しかし、かつての監督官ユージンから、“大義のための戦いは終わりだ”と告げられる。
これまでの行いは善であったのかと葛藤するイーサンをよそに、新たな脅威が迫っていた…
作品情報
原題:Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One
製作国:アメリカ(2023年)
配給:東和ピクチャーズ
監督:クリストファー・マッカリー
本編:163分
出演:トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、ヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、シェー・ウィガム、イーサイ・モラレス、ヘンリー・ツェニーほか
レビュー
毎度スケールアップする迫力あるトム・クルーズのスタントシーンが魅力の作品はシリーズ初の2部作へ!
進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法。の意味を持つタイトルの”デッド・レコニング”(=推測航法)。 ←調べたw
冒頭の潜水艦のシーンからこのタイトルがついたのはもちろん、本作初めて描かれるイーサンの過去、そして現在までに見立てられているのだから期待感は自ずと高まってしまいますw
ストーリーは後半へ向けておそらく加速するであろう内容となっていますが、ターミネーターよろしくAIの暴走はやや薄いかも知れませんね〜 ”それ”ってなんだよ!呼称付けろよ!って思った人いない?!
アクションは集大成と言って良いほどのハイクオリティで、本作でもカーチェイスに断崖絶壁からダイブとお馴染みの危険度MAXスタントを披露。 高所恐怖症にはなかなかキツイw
そして、アクション同様に極めたのはノープランとドジっぷり(+女への甘さ)。
脚本が多少弱かろうと、ノープランとコミカルさでストーリーを加速させ、ピンチがピンチを呼ぶ展開が休む暇を与えないのがこの映画の醍醐味! それはしっかり前作を超えていると言って良いでしょう。 まぁ、普通に163分は長いがね。
キャスティングは、新たにMCUでペギー・カーター役を務めるヘイリー・アトウェルを迎え入れ、圧倒的な色気を振りまくイーサイ・モラレスが良い味を出しています。 良い俳優使うなぁ〜
個人的には推しのレベッカ・ファーガソンとの関係性が深まらなかったのが残念ではありますが。
トム・クルーズも61歳。 走りをはじめ、年齢を感じさせないパフォーマンスは披露しつつも顔にしんどさは出ています。 でも、スーパーヒーロー慣れしたファンの目に映る生身のおっさんはこれほどカッコ良いんだぞ!と誰かに伝えたいw
このまま走り続けて欲しい。 ハリソン・フォードを超えろー笑
ゴースト・プロトコルよりゴースト・ゴースト・プロトコルで、ローグ・ネイションよりローグネイションそうな感じに、フォールアウトよりフォールアウトしただけに、PART TWOでより盛り上がれるのか心配ですが、容易に超えてくるであろうイーサンに期待したいですね。
ストの心配もありますが、次回作が予定通り公開してくれることを切に願います。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 8.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 96% Audience 94%
metacritic METASCORE 81 USER SCORE 8.3
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