ステフィン・カリー:アンダーレイテッド

Apple TV+
引用元:Apple TV+

Apple TV+から2023年7月21日に独占配信された「ステフィン・カリー アンダーレイテッド」の感想記事です。

NBAが誇るスーパースターステフィンカリー”のドキュメンタリー作品です。

オススメ度4.4

あらすじ&予告編

小柄なカレッジ選手が、バスケットボールの歴史に大きな影響を与え、NBAを4度制覇するまでを描く…

作品情報

原題:Stephen Curry: Underrated

製作国:アメリカ(2023年)

配給:Apple TV+

監督:ピーター・ニックス

本編:109分

出演:ステフィン・カリー、ボブ・マキロップ、レジー・ミラーほか

レビュー

ありそうでなかったカリーのドキュメンタリーをApple TV+が製作。

驚異的なスリーポイントを武器に、NBAに革命をもたらしたレジェンドプレイヤーであることは言うまでも無いでしょう。

シャキール・オニールの”シャック・アタック”に対してファールゲームで物議を醸し作られた「ノーチャージエリア」、ジェームズ・ハーデンのステップワークをルールに組み込んだ「ゼロステップ」など、ルールを根本から改変するのはもちろん伝説的。

ティム・ハーダウェイやアレン・アイバーソンに代表されるクロスオーバーやマヌ・ジノビリのユーロステップ、ダーク・ノヴィツキーのワンレッグフェイダウェイ、古くはカリーム・アブドゥル=ジャバーのスカイフックやアキーム・オラジュワンのドリームシェイクなど、様々なシグネチャームーブも生み出されてきました。

そしてその世界で頂点として君臨するマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズは、それぞれルールの上で最高のパフォーマンスを披露するGOAT的存在なのは周知の事実ですね。

しかしながら、カリーは既存のルールを壊さずに、かつ身体能力にモノを言わせず、スキルとスリーポイントでウォリアーズ全盛時代を作り上げました。

レジー・ミラーやレイ・アレンなど、数多いレジェンド スリーポイントシューターとして名を馳せた選手と違い、瞬発力・身体能力で標準以下かつ188cmと小柄で、ドラフト時の評価で成功しないと言われ続けたステフのドキュメンタリー作品とあって、他のNBA選手とは一線を画した等身大のヒーロー的な存在感に、感情移入もしやすく感じます。

2021年12月14日のニューヨーク・ニックス戦でレギュラーシーズンのみの通算スリーポイント成功数でレイ・アレンを上回る2974本目を記録し、NBA新記録を樹立するところから始まり、ストーリーは幼少期へ。

華奢で小柄な体格からなかなか進学先が決まらない中、デイビット大学へ進学するターニングポイントへ。 才能を見出したコーチの先見の明は素晴らしいものですね。

NCAAでの躍動とウォリアーズの連続ファイナル進出やケガでの低迷期を上手く合わせた展開は、一喜一憂を共にするような感覚に陥ります。

圧巻だったのは所属するデイビット大学2年時のマーチマッドネス。

初戦からゴンザガ、ジョージタウン、ウィスコンシンと抜群のパフォーマンスを披露しエリート8に進出し、NCAAオールアメリカンセカンドチームに選出されるなど注目を浴びるシーンは、カレッジファンには懐かしい最高の一時が思い返されますね~

アンダーアーマーと専属契約を結ぶカリーのシューズの歩みとNBAキャリアが特設ページにもなっています。

個人的にはすぐ壊してしまい、あまり足に馴染みはないのですが10は1度履いてみようかと思いますw

2022ー23シーズンは軌道修正に修正したレイカーズにしてやられる形となり、レブロンとのプレイオフ対決はまだまだ続く予感を感じさせますが、クリス・ポールを獲得することに成功したウォリアーズがどうシーズンを迎えるか楽しみにしてシーズンを待ちましょ~!!

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評価

脚本3.0

配役5.0

演出5.0

音楽4.0

映像5.0

IMDb 7.5 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 87% Audience 88%

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