ビターズ・エンドから2025年2月28日に劇場公開された「ANORA アノーラ」の感想記事です。
2024年・第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。 第97回アカデミー賞では作品賞を含む最多5部門を獲得し、賞を席巻しました。
オススメ度
あらすじ＆予告編
ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らすロシア系アメリカ人のアニーことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司イヴァンと出会い、彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5000ドルの報酬で「契約彼女」になる。
パーティにショッピングにと贅沢三昧の日々を過ごした2人は、休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚する。
幸せ絶頂の2人だったが、ロシアにいるイヴァンの両親は、息子が娼婦と結婚したとの噂を聞いて猛反発し、結婚を阻止すべく、屈強な男たちを2人のもとへ送り込んでくる。 ほどなくして、イヴァンの両親もロシアから到着するが…
作品情報
原題:Anora
製作国:アメリカ（2024年）
配給:ビターズ・エンド
監督・脚本・製作:ショーン・ベイカー
本編:139分
出演:マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリソフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアンほか
レビュー
アカデミー賞主演女優賞を受賞したマイキー・マディソンの演技は、アメリカ社会の厳しい現実のなかに生きる、一人の女性のたくましさと弱さを表現する力強いものだったことは間違いなくて、やがて訪れる痛ましいエンディングさえもベイカー作品ならではと言ってしまえばそれまでだが、根強い人種差別、職業差別、性差別がのしかかる現実の重みが、アノーラを介して多くの人の心に突き刺さったことだろう。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 85%
metacritic METASCORE 91 USER SCORE 6.5
