HUSTLE / ハッスル

BASKETBALL
引用元:Netflix

Netflixから2022年6月8日に配信された「Hustle / ハッスル」の感想記事です。

NBAのスター選手が出演することや、レブロン・ジェームズがプロデュースしたことで話題となっていましたね~

オススメ度4.9

あらすじ&予告編

76ers所属のNBAスカウトマンであるスタンリー・シュガーマン(アダム・サンドラー)は逸材を見つけるために世界中を飛び回る生活を続けていた。

そんな中、スペインのストリートコートで建設労働者のボー・クルス(フアンチョ・エルナンゴメス)を見つけ強引に勧誘。

様々な困難を乗り越え、NBA選手としての契約を勝ち取りにいく。

76ersの選手をはじめNBA選手も予告編でちらほら見られ、ファンにはヨダレもののトレーラーになっています。

作品情報

原題:Hustle

製作国:アメリカ(2022年)

配給:Netflix

監督:ジェレミア・ザガー

本編:118分

出演:アダム・サンドラー、フアンチョ・エルナンゴメス、クイーン・ラティファ、ベン・フォスター、ケニー・スミス、ロバート・デュヴァル、ジョーダン・エリザベス・ハル、マリア・ボット、ハイディ・ガードナー、アイノア・ピレ、アンソニー・エドワーズほか

アダム・サンドラーの製作会社「Happy Madison Productions」と、NBAを代表するスーパースターであるレブロン・ジェームズとマーベリック・カーターが共同設立した製作会社「SpringHill Entertainment」がタッグを組んだ本作。

プロデューサーをアダム・サンドラーとレブロン・ジェームズが務めたことで非常に話題となりましたよね〜

レビュー

STORY

無名のストリートボーラーが熱意のあるNBAのスカウトに才能を見出され、挫折を味わいながらもNBA選手という壮大な夢に向かい努力し、困難に立ち向かう人生逆転劇。

見飽きたはずの王道ながらこれこそが映画と再認識させられ、スポーツを題材にしたヒューマンドラマという既成概念を完全に超越したひと作。

RESPECT

フィラデルフィアという舞台が同じであるシルベスター・スタローン主演の「ロッキー」を引き合いに出すトレーニングシーン。

天才とはいえ、努力なしに成すことはできないと言わんばかりの猛特訓。

努力したからこその達成感があるという当たり前ながら忘れがちになる、そんな大切なことを思い出させてくれます。

さらには早朝4時起きで練習前に練習していたコービーを引き合いに出し、バスケットシューズkobe5をプレゼントし4時起きでトレーニングをしていきます。

PRIDE

日本だと有名俳優やイケメンを使いどうしても技術面での稚拙さが映画に出てしまいますよね。

バスケットボールを題材にした映画で言うと志尊淳主演の「走れ!T校バスケット部」(2018)がありますが、とてもじゃないですが競技者レベルにすら見られませんでした。

昨今の映画離れもあるなか、アメリカの本気が垣間見れた気がします。

競技人口4億5千万人いると言われているバスケットボールですが、TOPであるNBA選手は450人。

どれだけ本気か少し長いですが紹介します。

見事にボー役を射止めたフアンチョ・エルナンゴメス。 現役のNBA選手でスペイン代表選手ですが、NBAではお兄さんのウィリー・エルナンゴメス(スペイン代表のシーンで出演)の方が知られているイメージがあります。 非常に良い選手でロールプレイヤーとして来季以降も注目です。

さらに出演としてはカーミット役のアンソニー・エドワーズ。 ドラフト確実視の選手という紹介で出てきますが、正真正銘2020年のドラフト1位ですw その年の1番の選手をドラフト確実視100人という役柄で出す逆ハードルw 本編ではヒール役で出てきますが、身体能力に優れ若干のニヒル感があるところがハマっていました。

序盤に出てきた年齢詐称の大男もセルビアの巨人ボバン・マリヤノビッチです。 役名不明ながらも終盤でも再び登場w ユーモラスな人柄がコメディ要素扱いになっていましたが本人も大喜びでしょうねw

ドイツリーグでスカウト注目選手役となっていたハース役にモリッツ・ワグナー。 NBAに入るも使えないと揶揄されるダメ選手にもオーランド・マジックの成長株を使用。 弟のフランツと共に今後大化けの可能性も十分にある素晴らしいオールラウンダー選手です。

これだけのNBAのスター選手をプロ入り前の役に使うとはPRIDEしかないでしょう。

その他にも本人役で、Dr.Jことジュリアス・アービングをはじめとするNBAレジェンドたち、ヘッドコーチたち、76ersをはじめとする現役のスター選手たちが集結しました。

NBAファンには何度見ても面白い、バスケをモチーフにした映画の中で最高の完成度となったと豪語できる作品だと感じました。

評価

脚本5.0
配役5.0
演出5.0
音楽4.5
映像5.0

IMDb 7.3 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 93%

metacritic METASCORE 68 USER SCORE 7.0