マッドマックス:フュリオサ

ワーナー・ブラザースから2024年5月31日に劇場公開された「マッドマックス:フュリオサ」の感想記事です。

日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)。   同作に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描いた作品です。



オススメ度4.6

あらすじ&予告編

世界の崩壊から45年。  暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族、すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。

狂ったものだけが生き残れる過酷な世界で、フュリオサは復讐のため、そして故郷に帰るため、人生を懸けて修羅の道を歩む…



作品情報

原題:Furiosa: A Mad Max Saga

製作国:アメリカ(2024年)

配給:ワーナー・ブラザース

監督・脚本:ジョージ・ミラー

本編:148分

出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースほか



レビュー

全編ハイライトのアクション大作となった前作と違って、フュリオサの半生を描いた本作はストーリー重視であることは明らかでしたが、まさかこれほどの完成度とは…

荒廃した大地に響く轟音と炎、砂嵐など圧倒的な世界観で魅せる世紀末を舞台に、本作も大きなトリップ感を抱かせてくれました!!

そして何よりもアリーラ・ブラウンからアニャ・テイラー=ジョイへのシフトチェンジの巧妙さよ。

全く違和感なく一つのストーリーとして繋がっていたし、目力の強さが最高です。

クリス・ヘムズワースはMCUファンとしてのメガネをかけているので、どうしても怒鳴っているだけの悪者モドキとしか感じられないけども、相変わらずの鍛え抜かれた肉体を(あの環境で維持できるものかね)披露することで世界観を広げていたし、個人的にはバイカー軍団も嫌いじゃないw

ジョージ・ミラーの演出力が光った作品であることは間違いないし、アカデミー賞も何かしら取れるかもしれないですねw

前作の大ヒットがあったから生まれた本作が、発端となった本作が無ければ前作も完成しきらない、前作の補完を完全に行った最高峰の前日譚かと思います。

評価

脚本5.0

配役5.0

演出5.0

音楽4.0

映像4.0



IMDb 7.9 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 90% Audience 90%

metacritic METASCORE 79 USER SCORE 7.3

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