ひゃくえむ。

ポニーキャニオン、アスミック・エースから2025年9月19日に劇場公開された「ひゃくえむ。」の感想記事です。

「チ。―地球の運動について―」の天才作家である魚豊の連載デビュー作である同名漫画の劇場版アニメ化作品です。

オススメ度4.5

あらすじ&予告編

生まれつき足が速く、友達も居場所も当たり前のように手に入れてきたトガシと、つらい現実を忘れるためがむしゃらに走り続けていた転校生の小宮。

トガシは小宮に速く走る方法を教え、放課後に2人で練習を重ねていく。 打ち込めるものを見つけた小宮は貪欲に記録を追うようになり、いつしか2人は100メートル走を通じてライバルとも親友ともいえる関係となる。

数年後、天才ランナーとして名を馳せたトガシは、勝ち続けなければならない恐怖におびえていた。 そんな彼の前に、トップランナーのひとりとなった小宮が現れる…

作品情報

製作国:日本(2025年)

配給:ポニーキャニオン、アスミック・エース

監督: 岩井澤健治

本編:106分

出演:松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋李依、田中有紀、種﨑敦美、悠木碧、榎木淳弥、石谷春貴、石橋陽彩、杉田智和、内田雄馬、内山昂輝、津田健次郎ほか

レビュー

100mを誰よりも速く走る。

人によってその意味はそれぞれ違っていて、そもそも速く走ること自体に意味はないのかも知れない。 だから答えを探して、またその距離を走るのだろう。

哲学的なセリフが敷き詰められていることで、陸上競技を題材にしているのを何度失念したことか。

アニメーションならではの表現や描写、迫力ある疾走感、心情と天気のリンクまで満足度が非常に高い。

100M走というシンプルな競技にこれだけ世界中が魅せられているのはなぜなのか、という答えの一端を垣間見ることが出来た気すらする。
染谷将太の起用が抜群に効いている。
“10秒の世界”に凝縮された人生観、特に主人公の変遷が丁寧に描かれている秀作。
観るべき作品。間違いなく。

評価

脚本4.0

配役5.0

演出5.0

音楽4.0

映像4.5

IMDb 7.6 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 100% Audience 94%