Apple TV+から2023年7月28日に独占配信された「ビーニー・バブル」の感想記事です。
80 年代から 90 年代にかけてすべての再販記録を破り、米国のほぼすべての家に置かれた革新的な”ビーニー ベイビー”の生みの親であるTy Inc. のオーナーである”タイ ワーナー”と3人の実話を掘り下げたザック・ビソネットの2015年の著書『The Great Beanie Baby Bubble: Mass Delusion and the Dark Side of Cute』を原作とした作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
90年代のぬいぐるみブームは、おもちゃのセールスマンだったタイが、3人の女性と出会うことによって始まる。
世界中がぬいぐるみに熱狂した歴史的ブームの裏には、何があったのか…
作品情報
原題:The Beanie Bubble
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Apple TV+
監督:クリスティン・ゴア、ダミアン・クーラッシュ・Jr.
本編:110分
出演:ザック・ガリフィアナキス、エリザベス・バンクス、サラ・スヌーク、ジェラルディン・ビスワナサンほか
レビュー
名声と10億ドルのおもちゃ帝国を築き、3人の女性たちとの関わりを描いた作品。
思わず手にとって観たくなるほどにキュートなぬいぐるみ。
そのタグには、ポエムが添えられ、希少価値とストーリーが相まってアメリカ人の心を鷲づかみにし、一世を風靡する形に。
さらにはインターネットの普及により、個人売買まで絡むことでまさにバブル状態にw
バブルとその崩壊が分かりやすく描かれていて、まさに栄枯盛衰と言わんばかりの絶頂からの転落は、ある意味で圧倒的なエンターテイメント性を発揮しています。
これだけの題材をテーマにするわけなので、ストーリーとして面白いのは間違いないのですが、キャストの味のある掛け合いから始まる序盤の出会いが、しっかり描かれ過ぎてるだけに時系列的に進んでいないのにやや長ったらしく感じてしまうところもあります。
サクセスストーリー部分からは、非常にテンポ良く進むので良いのですがw
大学の講義に取り入れた方が良いのでは?とも思えるほどの、分かりやすい企業イメージとリスクヘッジ。
お金と幸せを天秤にかける選択は、ややリアリティでもありますし、大切なものを再確認させる気付けの作品にもなり得ます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 49% Audience 63%
metacritic METASCORE 49 USER SCORE 5.1
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